入園準備・入学準備で忙しい時期ですが
実際にその時期を経験したものとして 是非とも子供用品と一緒に用意しておくと便利なものは「大人の上靴入れ」
学校・園にも寄りますが 式典・行事のたびにスリッパに履き替えて 外靴を袋に入れるというのは殆どの学校での一連の動作。
毎回、外靴の為に適当な袋を用意するのは結構面倒なのです!!
市販のスリッパ入れはスリッパだけがぎりぎり入る小さめサイズが多いので ヒール靴などの外靴は実は入りにくい。
なので それとは別にちょっと小綺麗なビニール袋を探す羽目になるのですが 数度使うとくたびれてきてなんとも気分が良くない・・。
この際、上靴入れを兼ねるスリッパ入れを作ろうと思い立ち 春休みに作ってみました。
大人の上靴入れを作ろう
材料
外靴・スリッパなど地面や床に触れるものを出し入れするので 汚れが目立たない黒の生地に決定。
黒のキルティング地を それを分解した(綿を外した)サテン地を使いました。
・キルティング生地
・サテン生地
・ひも部分 サテン生地
・紐
・好みで飾りのリボン
大人の上靴入れ 作り方
切り替え部分を縫う
まずはキルティング生地と上のサテン生地を縫い合わせます。
私の場合は 残っていたキルティング部分がこの分量だったので 最大限使ったのですが 少しバランス的にキルティング部が多いような気がしました。
なので のちにリボン飾りで重心を下げたのですが 理想的なサイズは上記の寸法が良いのではないかな・・と思います。
端はジグザグミシン、もしくはロックミシンで始末しておきます。
縫い代は下向けにアイロンで押さえておきます。
表から 押さえステッチを入れました。
飾りリボンをつける
私は実は袋状に縫ってから 思い立ちリボンを付け加えたのですが、
飾りリボンをつけるならこの段階で縫い付けておくと簡単です。
少し分量が多いかなと思うキルティング切り替え部より あえて下げてリボンを縫い付けました。
重心が下がってバランス良くなりました。
ずらした2重リボンを手縫いで縫い付けました。
両端を縫う
次に中表に折って 両端を縫い合わせます。
その際に紐通し穴を 縫い飛ばしておきます。
糸は切らずにそのまま 縫い飛ばします。
縫い代をアイロンで割ってから 白い折り線で3回折ります。
ミシンで押さえステッチを入れます。
紐通し穴ができました。
画像
持ち手を作る
持ち手を作ります。
7㎝幅のサテン地を 端から縫い代1㎝のラインを縫います。
2.5㎝幅の紐ができます。
サテン地はほつれやすいので ピンキングハサミでカットしておきました。
縫い代をアイロンで折ってから 表に返します。
ソーイングのコツ★細いパーツの裏返し方 図説
出来上がった持ち手を縫い付けます。
この時紐通し部分を妨げないような箇所を縫います。
画像
マチを縫う
スリッパや靴を入れるので マチを作ると収まりが良くなります。
下部分を三角に折り 4㎝のマチを縫います。
脇線より左右均等に各々2㎝ずつになるようにします。
表に返してチェック。
中心線が合っていると美しいですね。
紐を通す
紐通し穴より 紐を通し堅結びにします。
さきほどより左右逆より通して 互い違いにひもを通します。
紐の端処理
放っておけばそのうちほぐれますが 切りたての撚り紐の端はちょっと美しくない。
端処理をします。
櫛でとかしてほぐします。
このままだと撚り痕がついているので スチームアイロンをかけてくせを伸ばします。
まっすぐに紐端が伸びたら ハサミで端を切りそろえると綺麗になります。
細かいディテールですが 少しの手間をかけて美しくなりました。
実際に使う時に自分がテンションがあがるかどうか・・・
手作りをお気に入りの品にする為には 気になる点には手をかけます。
可愛くなりました♪ 自己満足♪
完成です♪
新調した黒いヒールスリッパとも相性抜群。
なかなか無かった前詰まりタイプが 底冷えするホールや教室では重宝してます。
これにして正解。
本当に寒い日は靴下用カイロをこの中に仕込みます。笑
体育館の寒さは侮れませんのよ!!
しぼって持つとこのような感じになります。
4㎝のマチも薄くて上品。
昔からキルティング切り替えの巾着やバッグなどはあまた作られてきたデザインですが、今回初めてその効用を知りました!切り替えより上部分を一重の薄い生地で 作る事で バッグだけを畳む時にはコンパクトに収納できます。
なおかつ下はキルティング生地なので 使う時にはさっと形が立ち、中に物が出し入れしやすいのです。公共のスペースや人の多い場所では靴の脱ぎ着はできる限りスマートに行いたいもの。
それがキルティング切り替えの巾着バッグだと叶います。
まとめ
入園式、卒園式、参観日、オフィスでの室内履きとしても 活躍出来るヒールスリッパ。
最近ではケース付きという商品もありますが、スリッパだけが入るサイズよりも 外靴やヒールまでが収納できる一回り大きめサイズを用意しておくと、外靴袋を別に用意する手間が省けるので本当に便利です。
お子様用の上靴入れ(入園入学準備★好みの柄でしっかり上靴入れの作り方)を作ったら、 その勢いで大人用も作製してしまうことを強く強くお勧めします♪
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