夏休みに海に行ってきたのですが 私はもっぱら浜辺でお宝探し。
最初は綺麗な貝やシーグラスがあるかなあ~と 波打ち際を歩いていたのですが
そのうち 桜貝のかけらがあるのを発見!
その昔 桜貝の瓶詰をお土産でもらって 大切に大切にしていたおもひで。
桜貝にロックオンして 浜辺にひれ伏する妙齢の女・・。
それは私。
こんなにきれいなかけらがたくさん見つかりました。
この透き通るような淡いピンク色。
見ていると あの瓶詰がよみがえってくるようで 時間を忘れて熱中。
けれど 透き通るぐらいの薄さゆえ ほとんどは割れているかけらばかり。
そしてやっとみつけたこの2枚
完全に近い形で打ち上げられていた2枚。
やったー!
なんかいい事ありそう!
熱射病になりそうな日差しの中 這いつくばった甲斐がありましたよぉ。
けれど 心のどこかにあったこのフレーズ
「旅の終わりまでに もっとパーフェクトな桜貝をみつけたい」
「絶対見つかる・・」・・・気がする。
けれど その後 違う浜に行っても パーフェクトどころかかけらさえ少ない浜ばかり。
その時も
「絶対に見つかる」
「原点に帰ると・・」
なんとなく
なんとなくですけど
最初の浜にありそうな予感。
青い鳥のように 本当の幸せは身近な場所にある・・・的なドラマチックな展開がいいんじゃない? (心の中の自問自答)
その後 親戚と美味しいものをいただいたりして そんなことは頭の片隅からも消えていました。
数日後 また最初の浜に行ったのですが その時にはすっかり桜貝のことは忘れて いて、ビーチに荷物を置いた瞬間。
『観光でこられた?』
見上げると お孫さんと一緒に遊びに来られたであろう 日除け帽子をかぶったおばさま。
うなずく私に
『これ もし要るなら・・・どうぞ』
差し出したその手には
再現イメージです。 笑
実際は大きな白い貝をお皿のようにその上にのせてくれていました。
なんとなんと 大きな完璧な桜貝!!!!
あまりに綺麗で 自分が思い描いていた完璧さよりも完璧で!
けれど ストんとなぜか腑に落ちて
『ありがとうございます!ずっと探してたんです。 夢叶いました!』
と熱く伝えてしまいました。
しかもこの大きさ!
私がビーチを這いつくばってやっとみつけた2枚よりも圧倒的な大きさ。
ど、どこでこれを?!
「そのあたりに打ち上げられてるのよ」と教えてくれました。
思えば 数日前の荒れ模様から一転、穏やかな波だったこと。
前回よりも 人の往来が少ない 浜の端にテントを立てたこと。
導かれた感じ~!
その後その付近では たくさんの桜貝
(完璧な形を見て『紅貝』という種類だということもわかりました)
が見つかりました。
かなり移動時に割ってしまったので 本当はもっと沢山の完璧な桜貝が見つけられました。
どうやって飾ろうとかなぁと ニヤニヤ中。
・砂浜の水のこないエリアには、踏まれた欠片しか 見つけられない。
・完璧な桜貝は水深10~50㎝までの箇所に波に押され、持っていかれたりしながらユラユラしている。
・桜貝かと思って つかむとホタテ貝のオレンジだったのは あるある。
・夢・希望は叶うと 何の不安もなく信じること。 願ったら忘れるぐらいがちょうどいい。
最後の項目は最近実践・実験しているセオリーです。てへ
本当に海からのギフトもらっちゃった。
というひと夏の思い出のお話でした。
また遊びにきてくださいな。
202号室より すみれ