再び布団解体からのリメイクです。
今回は以前作ったベッドのヘッドボード兼 背当てクッションに再利用したいと思います。
ってどれだけ古布団あるのん~?!
布団を解体からのリメイク 再び~
今回の古布団は西川のポリエステル綿のお布団。
10年選手ですが へたりもせずにまだまだ綺麗です。
けれども 長年使わせてもらったので解体前にお布団の状態で布団乾燥機の「ダニ死滅コース」にかけます。
人間が使用していたお布団などは 残念ながらノミダニなどの害虫(もしくはそれらの死骸)がいない場合はほぼゼロだそうです。気持ちよく再利用するためには 扱いやすいお布団の状態のうちに布団乾燥機でこれらを高温死滅させましょう!
布団乾燥機をかけたのちは 死滅させた死骸などがアレルギーの原因(=アレルゲン)とならないように 掃除機で吸っておきます。
・ステッチをほどく
ダニ退治が終われば いよいよ解体していきましょう。
まずはズレ防止のために縫ってあるステッチをほどきます。
面積が大きいので結構面倒な作業ですが ここを丁寧にほどいておくと のちの簡単に生地を綺麗に分解することができますよ。
・裁縫ばさみで端を落とす
ハサミでジョキジョキと端を落としていきます。
ハサミは布専用の大きな裁縫バサミを使用。
100均のものでも十分ですので、ゆっくり丁寧に鋏を入れていくと 分厚いお布団が切れます。
ただ少し力がいるので 翌日は筋肉痛必至です・・
ぼちぼちやりましょう~。
この際に細か~い綿くずが結構でますので、下の不要なシートなどを敷いて養生するのがおススメです。
私はベランダで作業しました。
・表布を外す
先の工程でズレ防止のステッチを外しておいたおかげで 表布が綺麗に外れます。
もしステッチが残っている箇所があれば 表布と綿の間にリッパーやハサミをいれて剥がしながら切っていきます。
端と表布が取れて きれいなポリエステル綿が出てきました。
綿を層に分けて洗う
出てきた綿は 何層かに重なっています。
今回のお布団の構成は
【キルト綿のような薄めの綿】~
【不織布】~
【4㎝厚の綿マット】~
【不織布】~
【キルト綿のような薄めの綿】
となっていました。
リメイクするものが決定していれば この状態でカットしてもよさそうですが、私は作りながらサイズを考えたいことと、まずは洗濯したかったので 扱いやすい層ごとに分けて洗濯をしました。
さらにめくると
それぞれを剥がして畳んで洗濯機で洗濯。その際大きな洗濯ネットにいれて洗うと綿が崩れることもなく綺麗に洗えました。
当初ネットなしで 洗濯機にかけたものは綿が崩れてしまいましたし、細かいゴミが綿に入り込んでしまい、後からは取り除けなくなってしまいました。洗濯ネットは必須ですね。
お日様の元で乾かしたのちにまた 掃除機をかけて見えないごみを吸いました。
綺麗なポリエステルマットが収穫! わくわくがとまりません。
布団を解体した綿をリメイクしよう~
ダニ退治、解体、洗濯、掃除機で吸引と4つの工程を経て 綺麗な材料が揃いました。
【表布】【薄めのキルト綿】【4-5㎝厚のポリエステルマット】
ポリエステルマットは部分によって厚みが微妙に違いました。
長年身体を支えてきてくれた 中心部分はやはりへたっていますね。
不織布はのちに破棄しました。
今回はベッドで使う背当てマットを作りたいと思います。
お布団の中身で背当てクッションを作ろう!
シングル幅の綿マットを4等分して 約85㎝x50㎝を4枚に分けました。
洗浄したマットを4枚重ねます。
丸みを出すために角を面取りします。
さらにそれを薄いキルト綿で包みます。
これももちろんお布団から出てきて洗濯済みのものです。
これでお布団ほぼ1枚分未満。
(薄めのキルト綿はまだ半分ぐらいしか使用していません)
それが入る内袋を表布で作ります。
お布団に使われているコットンは丈夫ですね。
表布で作った内袋に入れ込みます。包んだキルト綿は後ろに切れ目をもってきます。
綿マットは5㎝厚x4枚なので結構な弾力があって 袋に入れ込むのに結構苦労しました。
結局半分ほど開けておいた入れ口は 右から左まで縫い糸が弾けて裂けてしまいました。
それを押さえるようにして 手縫いで口を閉じます
面取りしたのは 横からみると丸みを帯びたフォルムにしたかったからです。
ヌードクッション完成~!
あら
「また会えたね。」と思わずつぶやいてしまう既視感。
サイズが4分の1になったお布団のようです。
次はカバーを作ります。
背当てクッションのカバーを作ろう~!
ヌードクッションができたら カバーを作ります。
汚れたら洗濯したいし、色味を部屋に合わせます。
グレージュ色のピーチスキン(起毛素材)です。
大きな面積を切り出すのに テトラ型ウェイトが使える~。
作るのが面倒な方は 小石やナットなどでも。
側面にはポケットを仕込みます。
ミシンの1番粗い目で仮縫いしたファスナー口に 裏から2㎜の折り目をつけてファスナーを縫い付けます。
ちなみにこの長~いファスナーも 破れた布団カバーから縫い目をほどき収穫していたものです。これぞSDGs
表側からステッチを入れたら 荒く縫っていた縫い目をほどきます。
ファスナーが付いて筒状になった物を 側面と縫い合わせます。
側面の布は 折りたたんでハサミで角をカットする『切りじつけ』をいれておきます。
縦横中心のしるしが入りました。
しかし!
せっかくつけた切じつけを 合わせ間違えると・・・メビウスの輪が完成!
ねじって縫ってしまいました!
まったくツメが甘いのよね~
縫い直して ファスナーのスライダーが収まる部分にカバーをつけて完成。
【画像】
壁にもたれかけさせたいので スライダーで傷つけないためです。
ポケットは必ずつけるべし~。
この背もたれクッションを布団2枚から2つ作ったのですが 最初の1つは片方につけたポケットのあまりの便利さに 2つ目は両側に装備しました。
子供は剣とか入れてます。 守ってくれているようです。
図らずも ベッド本体の色と合いました。
【BEFORE】ヘッドボード(背もたれクッション)が無いとき~
寝る前に壁にもたれて本など読んでいる時に 地味に背中が冷たかったのですが今は快適になりました。
さらに木枠をつける予定です。