我が家の中でも 湿気が溜まりやすい場所があります。
階段下の収納庫・玄関の靴箱・寝室のクローゼットの中の3か所です。
特に換気ができない梅雨時期は大変!
大切にしていた革靴にカビが生えてしまったという事もありました。
普段は締め切っている扉の中の除湿に便利なのは『除湿剤』
「みずとりぞうさん」「ドライペット」などの商品名で売られているものです。
数か月前に置いた容器に水がたまった除湿剤を見て思いました。
「再利用できないかな・・」
除湿剤の再利用について考えてみました。
除湿剤を再利用、リメイクできるのか
除湿剤の2層構造のプラスチック容器の上部に入っている小さな丸い粒は 「塩化カルシウム」
塩化カルシウムが空気中の水分(湿気)を取り込んで吸着し、水溶液として下部に溜まる仕組みです。
結果 室内や空間の湿った空気をカラリと除湿をしてくれるという訳です。
⑴たまった水の再利用法
下部にたまった水は 一見ただの水ですが、塩化カルシウムが溶け出した水溶液なのです。
この溜まった塩化カルシウム水溶液は、メーカーさんの商品説明にもあるように「排水に流し廃棄する」のが正しい処理法。
ただ再利用する使い道もあります。
1)・除草剤として雑草に撒く。
2)・ナメクジ駆除に使う。
除草剤として是非使って欲しい場所は アスファルトのすきまから生えてくる雑草!
固い岩盤へと根を伸ばすしぶとい雑草は抜こうと引っ張ってもなかなか抜けない!そんな時に除草剤として 除湿剤の水(塩化カルシウム水溶液)は最強です。数時間で根こそぎ雑草を枯らしてくれます。
我が家は家と家の境界に生えてくる雑草の除草に たまった水が重宝しています。
ただ塩水のようなものなので 大切に育てている花や植木までも枯らしてしまわないように お庭やプランターに使うには注意が必要です。
我が家はプランターの花が何者かに喰われていることがよくありました。最初は鳥の仕業かと思っていたのですが よくよく調べると葉の陰や プランターの底にナメクジを発見!
取り除いたナメクジを駆除したり プランター下の土に少し撒くと被害はなくなりました。
⑵容器の再利用
さてさて 次は立派なプラスチック容器です。
嵩高い容器を 同時期に3~4個をぽいっと捨ててしまうのは どうも忍びない。
地球に優しい心を持つもったいながりぃには 後ろ髪惹かれてしまうのです。
再利用方法を考えてみました。
1)除湿剤として再構築。
中に詰められていた「塩化カルシウム」を詰め替えて 除湿剤を再構築してみます。
まずは湿気をすって水溶液となったものを捨てて(もしくは再利用)容器内部を綺麗にあらって完全に乾かしておきます。
時期を逃して放置しておいたものにはカビや雑菌が繁殖しているものもあるのでここは念入りに。
塩化カルシウムはどこで売っている?
まずは100円均一ショップで探してみました。
「セリア」の園芸コーナー 土の近くにて発見。
と
「塩化カルシウム」は水分を吸着して溶ける性質から「溶氷剤・凍結防止剤」として売られています。
雪が降りそうな地域の道路脇に積まれている土のうのような大きな袋は 「塩化カルシウム」なのですね。
280gで税抜き100円。
安価ですがこの容量だと除湿剤の容器1つ分ほどにしかならなさそうです。
次はホームセンターで探してみました。
ビバホームの除湿剤コーナーにて発見
1kg入りで税別198円
ビンに入れて除湿剤として使う方法がラベルに印刷されていますね。
イチから自作することもできたようです。
でも今回は空き容器を再利用してみることにします。
ふと思いつき園芸コーナーのある屋外に回ると
あった~
凍結防止剤・融氷剤として売られている大量パックの塩化カルシウムを発見。
まさに道路わきに積まれているサイズですね!
10㎏で税抜き1080円。
上の除湿剤コーナーの物の約半額です。
再構築の除湿剤のコストは?
新しく購入してきた除湿剤(といっても 我が家はホームセンターPBブランドのジェネリック除湿剤)を開けてどれだけ内容量があるかを計測。
さらさらの塩化カルシウムの重さをはかると 一つ当たり260g.
この容量からコストを計算すると・・以下のようになりました。
・100均の融氷剤(280g)を使用した場合 約100円/個
・ホームセンターの除湿剤(1kg)を使用した場合 約50円/個
・ホームセンターの融氷剤(10㎏)を使用した場合 約27円/個
いっぽう、前出のホームセンターPBのジェネリック除湿剤はなんと9個で400円!!
1個あたり44円・・・・ ちーん大入り10kgを使用した時に限りコストパフォーマンスは勝りますね。けれどすべてのリメイク・再利用に通じるのは コストパフォーマンスだけでなく、資源の再利用を通して地球に優しくすること!
私はできる限りプラ容器を再利用して 地球にやさしい軍でありたい・・
不織布や粗めの布をゴムやビニールテープなどでしっかり留めておかないと
片隅においてある除湿剤を倒して 内部の塩化カルシウムの状態ならまだしも 最悪な場合には水溶液をこぼして周辺をベタベタにしてしまうことになります。くれぐれも封はしっかりと留めてくださいね!
2)ガーデニング容器として再利用。
プラスチック容器の中には塩化カルシウムを溶け出した水溶液をわける網目の仕分けが付いています。
これを何かに利用できないかな・・と思いガーデニングに再利用してみました。
綺麗に内部をあらい 完全に乾かします。
土の代わりにスポンジを敷き、種をまきます。
スポンジに種をまくという水耕栽培を参考にしました。
今回は「四季なりイチゴ」と「サラダミックスリーフ」
お水はスポンジに届くようにぎりぎりに入れます。
以前「四季なりイチゴ」をペットボトルで栽培するキットで育てたことがあるのですが 土がなくても栄養剤の入った水だけど充分イチゴはなるそうです。
よって今回もお水は「ハイポネックス」など養分を溶かしたお水を定期的にやることにして育ててみます。
お日様はできる限りあてて日光浴させるのですが 下にたまった水部分に日光があたると藻が発生して そちらに養分が取られてしまうそう。
それを防ぐために容器部分への日光は遮断します。
さてさて 結果は数か月先。
うまくいくでしょうか。
後日記