入園・入学準備の幕開けですよね。
お子さんの新しい園生活・学校生活に愛をこめて 手作りでグッズを用意したい！を思われる方は多いのではないでしょうか。
手作りでも 在園在学中の数年間はしっかりともつ、綿入れ仕様の上靴入れの作り方をご紹介します。
市販のキルティング生地を使えば簡単だけれど、キルティングコーナーを見に行って絶望したことはありませんか？ 好みの柄が無い～！って。
限りあるキルティング生地から 好みに合った物に出会うのはなかなか難しいですよね。
そんな時に選択の幅が広がる普通の一枚生地を使用して しっかりとした綿入りタイプの上靴入れの出来上がる方法のご紹介です。
手順を踏んでいけば 実は布端処理も要らず、意外に簡単に仕上がりますよ。
好みの柄で♪ 綿入り上靴入れの作り方
用意するもの
表地７０㎝
裏地７０㎝
キルト綿 またはバッグ芯 ７０㎝
すべて７０㎝あれば布地は余ります。
（園バッグ・巾着袋 シューズケースの３点セットを作る場合は 1.3ｍあれば作れます。）
裁断
【出来上がり寸法 28ｘ22㎝ｘマチ6㎝の上靴入れ】
・表布 柄に向きがある場合 34ｘ25㎝ ２枚
（表地に柄の向きが無い場合は65ｘ25㎝ １枚 底で縫い合わせる手間が省けます。）
・裏地 64ｘ25m 1枚 （＊表地よりも縦1㎝控えています）
・バッグ芯もしくはキルト綿 65ｘ25㎝ 1枚（縫い合わせた表地と同じ大きさ）
・持ち手 29ｘ9㎝ １枚
・掛け輪 11ｘ６㎝ 1枚
縫製 縫っていこ～♪
１．持ち手・掛け輪
まずは持ち手。 市販のテープを使用すると便利です。１００均でも色とりどりの可愛いテープが売っていますね。
その際はこの工程はとばして２から始めてください。
共布で作る際は
※しっかりお稽古バッグの布地で説明させてもらいます。
持ち手用にカットした布を中表におり縫い代1.5㎝のラインを縫います。
縫えたら表に返すのですが その前に爪で縫い目を割っておくと 返したときに綺麗に仕上がります。
細いパーツを表に返す作業はなかなかうまくいかなくで イライラしてしまうものですが、こちらを参照してくださいね。
表に返し必要ならアイロンをかけておきます。
持ち手をしっかりさせるやり方はいくつかあるのですが、今回は身近にあるフェルトをいれます。
表地よりも幅２ｍｍほど細く切ったフェルトを 安全ピンで中に通します。
＊上靴入れでは持ち手は1本のみ必要です。
左右５ｍｍほどのところに押さえステッチをいれて持ち手が完成。
強度も強くなり フェルトのほどよい厚みが あたりの柔らかい持ち手になりました。
同じように掛け輪も作ります。
２．表地に持ち手・掛け輪をしつける。
パーツがそろったら 本体を縫い合わせていきます。
表地に柄の向きがある場合には 柄を確かめて 中心を縫い合わせておきます。
柄に向きがなく 1枚で裁断した場合はこの手順は省けます。
縫い代は爪で割っておきます。
表側を上にして置き、１で仕上げた持ち手（もしくは市販のテープ）を中心に合わせて置き、しつけしておきます。
反対側に掛け輪もしつけます。
中心から各2cm（計4㎝）あくように置きます。
掛け輪が斜めにつかないように しっかりと折るように置いて 表地口部分に対して垂直にしつけます。
表布に持ち手と掛け輪をしつけた状態。
３．本体口部分
本体の口部分を縫っていきます。
まず下から
キルト綿→ 表地（表を上側）→ 裏地（表を下側）の順に重ねて置きます。
＊この時、裏地は1㎝短めにカットされているので 寸足らずになりますが、これを軽く引っ張って表地の端に合わせてピンを打ちます。（もしくはしつけ）
これは内側にくる裏地がたわまないようにする為です。
芯やキルト綿をいれると 厚みが増して表地と裏地の出来上がりに違いが出てくるので この1㎝がのちのち綺麗に仕上がるコツになります。
上下端（本体口部分になります）を3枚合わせて縫い合わせます。
４．本体側面を縫う
次に 裏地の中心あたりをひょいとつまみ、裏地同志、表地同志を中表に合わせて畳み直します。
この時、表地と裏地の縫い合わせ線を 合わせておくように注意！
表地と裏地の縫い合わせ線が合っていなかった場合
美しくありません・・・
一気にバッグのクオリティーが落ちてしまいますね。私がよくやる失敗。
表地と裏地の縫い合わせ線をきれいに合わせた場合
「美しい～！」 え それどこで買ったの？ 何万円？
実は微妙にずれてるけどな・・・
裏地側に13㎝ほどの返し口を開けて それ以外は縫い代1.5㎝のラインを縫います。
表地と裏地を縫い合わせた縫い代は広げておくと収まりがよくなります。
この返し口を開けるのを忘れると 永遠にかばんには仕立て上がりません！
ちょっとふわふわの雑巾を縫ってしまうことになりますよ・・・。
５．まちをつける場合
マチをつけると 上靴が収まりよく使い勝手が抜群によくなります。
ちょっとひと手間ですがマチをいれる方法です。
入れない場合は【６】にすすんでください。
裏地を三角につまみ 中心線から等しく３㎝（計６㎝）を縫います。
表地に綿をつける場合やキルティング生地は 少し縫いにくいですが
少し先をカットすると 表地の中心や縫い目が確認しやすいです。
表に返したときに 中心線から等しく縫えていたら 綺麗な仕上がりです！
６．表に返し 返し口を縫い留める
縫い開けておいた 返し口から 表に返します。
返し口から表にかえすとこんな感じになります。
開いている返し口を縫い留めます。
手縫い コの字ステッチで縫うと綺麗に収まります。
バッグの中に納まるので ここは下手くそステッチでも大丈夫～♪
さらに簡単にミシンで出来るだけ端を縫い留めてしまってもOK！
返し口が閉じたら 裏地部分を中に入れ込みます。
裏地を5mmほど控えるように アイロンでおさえます。
表から 端1㎝の部分に押さえミシンを入れます。
糸処理をして 完成！
私は裏面に引き出して 玉結びをして短くカット。
（もしくは 糸端を表地と裏地の間に引き入れています）
面倒な端処理いらずで 耐久性の高い裏地バッグ
この方法で作ったは裏地付きバッグは 綿入れ綿なしにかかわらず
布地の端処理（ジグザグミシンや端ロックミシン）が不要なところが ポイント。
面倒な端処理はとにかく時間がかかりますが この方法だと一見ハードルが高い裏地付きバッグを、かえって簡単な作業のみで なおかつしっかりとしたバッグに仕上げる事が出来ます。
縫い端はすべて 内側に隠れてしまうので 返し口の手縫い以外は 極端にいうとすべて糸処理も縫いっぱなしでも大丈夫。
私は すこし長めに糸を残しておいて そのままに闇にほうむっています・・・笑
返し縫も玉結びもなし・・・。
簡単。
ぜひ耐久性が求められる園バッグや上靴入れには この方法を使ってみてくださいね。
どなたかのお役に立てば幸いです。
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キッズの為の手作りだよ～
また遊びにきてくださいな。
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